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世界的な金融危機と会計のグローバル化(1)2008:10:15:09:05:06

1 米国型文化モデルという名の国際モデル
 アメリカ発の金融危機が世界の金融市場や株式市場を震撼させています。多くの賢者が指摘していた行きすぎた金融資本主義の矛盾が一挙に噴出したとも言える事態です。
 最近のわが国の会計制度は、平成8年に始まる金融制度の改革と相照応する形で、平成9年~11年の僅か三年間に夥しい数の新しい会計基準が、「国際会計基準」との関連で導入され、一般に「会計ビックバン」といわれる大きな変化を遂げました。この会計ビックバンの特徴は「時価主義」を基本に財務諸表を作成するところにあります。
 わが国の会計学の大家である武田隆二教授は、以下のように述べられています。
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国際会計基準は「総じてアメリカを原産地とする会計基準」であり、「国際型会計モデルという衣装をまとった米国型会計モデルとしての特質をもつもの」である。「そこでは、証券市場制度を背景としたグローバルな国際的資本流通という事実を与件として、その流通という『場』において適切に効率的な資本移動を実現するための情報の役割を問題としていることが理解できよう」。そして「日本型会計モデルが米国型会計モデルと異なる『食い違い部分』の代表的なものとして、確定決算主義が挙げられ、それを切り捨てるべしとする論陣を張ることが、あたかも近代的主張であるかのような錯覚すら存在しているのである」。
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