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世界的な金融危機と会計のグローバル化(3)2008:10:28:10:02:30
重要なことは、歴史的には、会計基準は一定の国土的範囲の条件下で育まれた取引慣行等に照準を合わせる形での問題解決型の基準として形成されてきたことです。諸外国においても同様であって、会計基準は会計という領域における文化を反映したもの、言い換えれば、ローカルな性格を有するものであるはずのものです。
しかし国際的な資金市場から資金を調達する企業にとっては、ローカル的な会計では意味がありません。かつてニューヨーク証券取引所を訪れた際に、「世界のお金をここへ」というスローガンが掲げられていました。アメリカはこうした目的を達成するために、企業間の比較可能性を容易にする、会計のグローバルスタンダード化を図り、世界的な資金移動を可能としていったのですね。そしてそのグローバルスタンダード化のポイントが「時価会計」であったわけです。
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