訪問インタビュー

協同組合 浜松卸商センター

協同組合 浜松卸商センター

事業    組合員の事業に関する共同施設の設置及びその運営
      組合員の取扱品の共同販売会、展示会の開催
      共同広告・宣伝事業
      組合員に対する事業資金の貸付け及び組合員のためにするその借入
      組合員の経営及び技術の改善・向上につながる教育機会
      情報の提供、組合員及び組合員の従業員の福利厚生に関する事業
      煙草、日用品、飲食料品等の販売
      自動車及び関連機器の販売並びに整備に関する事業、カーリース事業

所在地   浜松市南区卸本町37
TEL&FAX TEL:053-441-0851 FAX:053-442-2038

ホームページ http://www.arura.jp

お話    理 事 長 吉田 治郎七 様
      事務局長 今田 周作 様
      総 務 部 袴田 幸子 様
      (巡回監査士・中小企業診断士 中村 英治)

団地・組合の現状をお聞かせください。

 昭和46年中小卸売業者の店舗等集団化事業により『浜松卸商団地』が完成して、40数年が経過しました。近年は卸売業だけでなく、小売店、飲食店、劇団、学習塾、設備工事など多種多様な事業が展開されています。組合員向けの共同事業サービスの一部(貸会議室、貸倉庫、貸駐車場、自動車整備、車両販売など)は、一般の方も利用することができます。組合会館『アルラ』の貸会議室・貸ホールは各種研修会や講演会、展示・販売会、趣味の教室などでご利用頂くことができ、今では組合員よりも一般利用者の方が多いくらいです。

一般の方へ向けて、イベントを開催していますね。

 団地・組合の将来へ向けた街づくりのテーマとして『人が集まる活力ある街』を掲げており、地域の皆さんと交流するためのイベントを積極的に開催しています。昨年、ビートルズの映画を上映した“ドライブinシアター”はチケットが売り切れるほどの大人気となりました!また、私たちも含めて100チームほどが参加したグラウンドゴルフ大会では、賞品を目指して皆さん真剣勝負で盛り上がりました(笑)。毎年大盛況の“浜松卸バザール”を、今年は10月17日(土)に開催します。一般の方に卸商団地をもっと利用してもらえれば賑わいができますよね。卸商団地は“問屋街”というイメージにとらわれやすいですが、一般小売店とはひと味違った魅力的な商品とサービスがあるので、イベントやインターネットなどを通じてアピールしていきます。

今後の街づくり方針をお聞かせください。

 組合の若手経営者が協力して、新商品開発や販路開拓をしています。個々の企業ではなかなか難しい行政に対する打診やPRなども『協同組合浜松卸商センター』としての働きかけであれば、話を聞いてもらえることもあります。団地内には、金融機関、郵便局、ホテル、自動車整備工場など、事業に必要な全てが揃っていますし、JR浜松駅から車で5分、国道1号バイパス沿いという立地環境も活かして、これからも元気で新しい企業を呼び込んでいきたいです。

平成18年より坂本&パートナーで関与しております。今年からTKCシステム“FX4クラウド”を導入されて、会計のシステム化、月次巡回監査などについては、いかがですか。

 今期4月より“FX4クラウド”を導入しています。幅広い事業の経理を各々のやり方で処理していたため、導入当初はとても大変で、担当の辻村さんやTKC社員さんに何度も通ってもらいました。まだ不慣れなところもあり、前システムとの整合性を取ることに苦労していますが、経理体制が統一化された効果と“FX4クラウド”の発展性に今後期待しています。
  辻村さんへの質問は、これまで電話とFAXを使っていましたが、“FX4クラウド”なら、電話しながらリアルタイムの画面を確認できるので助かります。毎月の巡回監査で、いろいろ聞けるのも安心ですね。月1回といわず、もっと来てもらいたいくらいです(笑)。

インタビューを終えて

 10/17(土)開催“浜松卸バザール”では、浜松卸商センター人気商品が大特価で販売されます。浜松市中央卸売市場からの“魚・野菜の卸販売会”や飲食コーナーもあり、毎年大賑わいのイベントです。ぜひ足をお運びください!/川合