訪問インタビュー

七草ファミリークリニック

院長 丸山 敬二 先生

事業     胃腸科(消化器科)・肛門科・内科・外科

所在地    浜松市中区新津町40番地1-101
TEL      053-462-7793

ホームページ https://nanakusa-clinic.com/

お話     院長 丸山 敬二 先生
       


これまでのあゆみを教えてください。

 幼少期から浜松で過ごし、地元で進学した後に引き続き地元の病院で消化器外科、大腸肛門外科を専門として経験を積みました。40代にさしかかり、地域医療のなかに「医師としてのやりがい」を見出し、開業を決意。坂本&パートナーの医療チームと協力しながら地元での開業準備を進めました。「地域の皆様のホームドクターとして地域の皆様にご利用いただく一方で、これまで学んだ専門医としての知識・技術を浜松に還元したい」と診療方針を決め、正月のご馳走で疲れた胃腸を癒す『七草粥』から名前を取り、また「幅広い年齢層の方に利用していただきたい」との思いから『七草ファミリークリニック』と名付け平成18年5月に開業しました。

 現在は専門領域である消化器疾患、肛門疾患はもちろん、風邪などの一般内科診療や高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病まで幅広く診療しています。  

クリニックの診療方針と特徴をお聞かせください。

 日本における死因の第1位は『悪性新生物』であり、2位『心疾患』、3位『脳血管疾患』を大きく上回っています。そしてがん罹患数の1位は大腸がん、2位が胃がん(男女別では男性:1位 前立腺、2位 胃、3位 大腸、女性:1位 乳腺、2位 大腸、3位 肺、4位 胃)の順となっています。しかし、胃がん・大腸がんはいずれも早期で発見しきちんと治療すれば根治する率も高く、日本のがん死亡を減らすためにはこれらのがんを早期発見が必要不可欠です。

 そこで当院では、開業当初より「苦しくない」鼻からの胃カメラ、鎮静剤を使った「眠りながら受けられる」日帰り大腸検査を積極的に実施しており、数多くのがんを見つけ関連病院に紹介してきました。しかし一方でこれらの検査を頻回に実施することは患者さんの身体的・経済的負担にもなります。

 当院では“必要な検査”は行いますが“不必要な検査”はしないをモットーに、患者さん個々に適切な検査の頻度を判断しており、『EBM(Evidence-Based Medicine)』『インフォームドコンセント』を重視し日々診療に取り組んでいます。

平成18年開業の翌年から今まで、14年間連続で書面添付をされております。

 開業前の準備段階から坂本&パートナーにお世話になっております。開業以前、先輩から「5年に一度は税務調査がある」と聞いていたので覚悟していましたが、開業してから一度も税務調査に入られたことはありません。真面目に記帳し書面添付をしているおかげだと分かり、ありがたく思っています。

インタビューを終えて

 常に、患者さんを第一に考えた診療をされていらっしゃる丸山先生は、患者さんからの厚い信頼を積み上げられています。丸山先生の溢れる熱意が感じられるインタビューでした。/川合